赤酒とは、木灰を使う日本古来から伝わる独特の製法により生み出された料理酒(灰持酒)です。
お正月のおとそ(お屠蘇酒)や御神酒など、慶事の酒として使われるほか、
みりんに代わる調味料として、愛用されています。
赤酒は日本古来の「灰持酒(あくもちざけ)」の伝統を受け継ぐ、熊本特産の芳醇甘美なお酒です。
時が経つにつれ赤色を帯びる赤酒は、江戸時代には肥後細川藩の「お国酒」として保護、愛飲され、現在も熊本地方ではお屠蘇酒や儀式用の酒として広く親しまれています。
また、みりんに代わる調味料としても、愛用されています。
現在も熊本のお屠蘇として供されるのが古来の赤酒の伝統を受け継ぐ”本伝 東肥赤酒”。
この本伝赤酒に数種類を粉にした屠蘇散を漬け込むことで、邪気を払う薬酒としての屠蘇酒が生まれます。
日本のお正月のよき伝統の「お屠蘇」を大切に次代に繋いでいくのが”本伝 東肥赤酒”です。
昔から熊本では「料理に使うお酒は赤酒」というのは普通のことでしたが、戦後その調味効果が全国で注目され、日本各地で活躍する料理人の間で評判を呼びました。
この流れの中、彼らの助言により生まれた”料理用 東肥赤酒”は、全国の板場で使われる料理酒としてその需要が年々拡大し、現在では、他の料理酒やみりんにはない特長を持つ調味酒として、多くの料理人に愛用されています。